「高度スクリーニング工法」は、これまでの検針作業と異なり「積分計 SV 2000」によりメータの撮影と振動計測だけになります。この作業は約 3 秒で終了し、両データをセンターに送信します。センターでは指針値画像を OCR で、振動は解析ソフトで処理します。撮影した画像データは、従来のお知らせ票作成に用いてお客様のスマートフォンへ送信します。また振動データは、漏水の可能性を解析して事業体様へ報告します。この様に検針業務の目的は、「顧客管理」と「管路管理」の情報収集の手段として生まれ変わります。そのメリットは以下の通りです。
①ヒューマンエラーの防止管路診断(漏水調査)
検針時の指針値読み取り、入力、印刷は廃止します。これに代わりメータの撮像をセンターに送信して OCR で読み取りを自動化して、料金調定を行います。そして、お客様のスマートフォンへ後日送信することになります。
② 顧客サービスの向上
検針時に撮影したメータ画像は、お知らせ票に表示します。これより使用水量の状況が明確に確認できるため、お客様の勘違いによる問い合わせの最小化、また、説明時間も最短化することができます。
③ 検針システムの合理化
このシステムにより、 料金調定ソフトの簡素化が図れ、合理化が進むものと考えます。また、お知らせ票出力のプリンターも不要になるなど、検針作業の簡略化も含め、飛躍的な効率化を実現します。
④ データを活用した管路管理
一方、管路管理においては、2ヶ月毎に全給水区域の漏水発生状況が把握できます。この効果は、これまで困難とされてきた復元漏水の発生要因が掌握でき、経年管路の長寿命化、漏水による二次災害の最小化が図れます。
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